Amazonは、社員の仕事とプライベートを調和させる「ワークライフ・ハーモニー」を大切にしています。そのために、さまざまな人事・福利厚生制度が用意されていますが、なかでも取得者が多いのが育児休業制度。近年では男性社員のほうが取得数が多いというAmazonらしい結果も出ています。実際に取得した人や、これから取得したい人など、Amazonの育休制度や子育て環境をどのように感じているのでしょう。4人の社員たちが語ります。

――まずは仕事の内容と、お子さんのプロフィールを教えていただけますか。

濱口武さん:私は物流拠点「フルフィルメントセンター(FC)」でシニア エリアマネージャーをしています。FCの入出荷作業や商品・在庫の品質を維持・管理するのが仕事です。子どもは小学生からもうすぐ2歳になる子まで4人です。育休は3人目と4人目の子が生まれたときに取りました。

福士千智さん:エレクトロニクス&ITソリューション事業本部のシニア プロダクトマネージャーとして、既存サービスのメンテナンスや新規サービスのプロジェクトマネージメントをしています。米国Amazonの社員とチームを組んでいるプロジェクトもあるので、現地時間に合わせ、朝早くからのオンライン会議に参加することもあります。子どもは小学生と5歳の2人です。Amazonに転職後、2人目の出産で育休を利用し、1年半の間、育児に専念しました。

櫻井直子さん:アマゾン ウェブ サービス(AWS)のプログラムマネージャーとして、社員向けにAWSのサービスや販売プログラムの学習情報を提供したり、AWS内の情報共有の仕組みを整えたりすることで、活動効率を高めていただく仕事をしています。小学生の娘が2人います。

高嶋宏さん:法人をお客様に持つAmazonビジネス事業本部でセールスマネージャーをしています。新規の顧客開拓と、お客様へのコンサルティングが主な仕事です。保育園に通う子どもが1人います。

――育児休業を取得されたことで、どのような発見や学びがありましたか?

濱口さん:3番目の子どもが誕生したときに初めて育休を取得しました。上司や同僚が積極的に応援してくれたのが、とてもうれしかったです。休みに入る1か月ほど前から仕事の引き継ぎを始めたのですが、誰もが「いい育休にして欲しい」と快く送り出してくれました。
 育休中は育児と家事に追われて、毎日へとへとでした。妻には産後の体をいたわってもらいながら、長女の育児に専念してもらい、私は男の子2人の世話と家事のすべてを担当しました。それまで妻に任せていた家庭の切り盛りをフルタイムで体験してみて、「これほど大変なのか」と身にしみました。

福士さん:私がAmazonに転職後、育休を利用したのは次男を産んだときです。約1年半、休んだのですが、周囲に同じ時期に育休を取っているママ同僚がたくさんいたので、育児や家事の生活情報、仕事への復帰の仕方などを気軽に相談することができて助かりました。

 Amazonで働いていて心強いのは、制度の充実に加え、育休経験、育児経験のある人が多く、職場のサポートが充実していることではないでしょうか。前の部署の上司は男性ですが、私が復職後、4か月間育休を取りました。彼は仕事を完全にストップして育児と家事に専念し、授乳以外のすべてを担当したそうです。なので、私の子どもが病気になったときに「メールは禁止。看病に専念してください」と言ってくれたり、チームメンバーに私のサポートを促したりしてくれました。そうした温かい心づかいがあると、ほんとに安心して「ワークライフ・ハーモニー」が取れますね。

櫻井さん:私が育休を取ったのは転職前の会社ですが、Amazonを見ていると、男性が育休を取ることも、周囲が当然の権利として受け止めていますよね。それだけでなく、育休中の人の仕事をみんなで分担し、支え合う精神が根づいていると感じます。
 以前、男性の上司が1か月ほど、育休を取ったことがありました。2人体制のチームだったので、上司がいなくなると私は1人です。最初は不安でしたが、他のチームの人たちが「大丈夫?」とか「何かあったら相談してね」と頻繁に声をかけてくれるんです。おかげで安心して仕事ができました。育休や子育て中の人がいる部署だけでなく、他部署の人も協力し、支え合う文化があるAmazonって、いい会社だなと思っています。

高嶋さん:私は育休を取得したことがありませんが、新型コロナの影響でリモートワークになったことで、娘と過ごす時間が増えました。子どもは保育園への登園一つ取っても、その日の気分次第なんですよね。素直に行く日があると思えば、家を出るまで大騒ぎだったり、やっと家を出たと思ったら、途中で「この服じゃない」と言い始めて、家に戻ることになったり……。
 以前から妻とはカレンダーアプリを使って情報を共有し、育児と家事を平等に負担するように気をつけていたつもりだったんですが、改めて「育児って本当に大変なんだ」と教えられました。でも、この経験のおかげで、妻への感謝が増しましたし、次の子どものときは育休を取ろうと思います。

――現在、子育てと仕事はどのようにバランスを取っていますか?

櫻井さん:リモートワークが始まったばかりの頃は、業務時間外でも仕事の進捗が気になったり、子どもが病気になったとき、様子が気になって仕事への集中力が保てなかったりしました。
 でもそれが、最近参加したAWSの社員対象の女性育成プログラムをきっかけに変わったんです。始業と終業時に何か気持ちを切り替えるための「儀式」を決めておくといい、とアドバイスされました。それ以来、仕事を始めるときはストレッチをしたり、Alexaに音楽をかけてもらっています。

福士さん:私も在宅勤務中は、仕事を始めるときに同じ音楽をかけるようにしています。
 その音楽が流れると、子どもたちも「ママはこれから仕事」とわかるので、家族全員が行動を切り替える合図にもなっています。
 在宅勤務ができるおかげで、仕事のすきま時間を使って、買い出しをしたり、子どもの用事を済ませたりしています。私は自分のスケジュールをチームに開示しています。そこに記載しておけば、上司もチームの人も私用に使う時間も認めてくれます。そのおかげで、子どもの学校でのボランティアにも参加できるようになりました。リモートワークとフレックスな働き方は、地域貢献にも役立っていると思います。
 もう一つ、復職時のメンターからのアドバイスで忘れられないのが、「育休明けはスロースタートにしなさい」と言われたことです。子育て中は予想外のできごとがたくさんあります。仕事に復帰して最初からフルスロットで再開すると、あとが続きませんし、疲れ切ってしまいます。「自分のペースを徐々に作っていけばいい」と言われたことは、とてもありがたく、心に残っています。

――それぞれが自分に合った時間の使い方をされているのがいいですね。リモートワークによる育児のプラス面としては、どんなことを感じていますか?

櫻井さん:家にいられるので、子どもが学童保育に行く日が減りました。子どもは帰宅すると、私が仕事をしている机で宿題をするので、その日あったできごとを聞いたりしています。子どもと過ごす時間が増えたのはうれしいですね。
 ただ、長女が思春期に入ってきたこともあり、私とぶつかることも出てきました。そこで勉強を見るのは夫が担当し、私は料理や掃除などの家事を通じて、成長を見守る側に回るようにしました。一緒にいる時間が長くなったからこそ、夫婦での役割分担が必要かもしれませんね。

高嶋さん:うちは妻のほうがリモートワークできる日が少ないので、私が家の用事をすることが増えました。Amazonのフレキシブルな働き方が結果的に妻の仕事のサポートにもなっているのかなと思います。

――ご家族はAmazonで働くことを、どう捉えていらっしゃいますか。

濱口さん:FCには日ごろ、自分たちを支えてくれる家族を招待する「ファミリーデー」というイベントがあります。子どもたちが喜ぶおもちゃや食べ物が用意されているので、うちの子たちは半年くらい前から参加をとても楽しみにしているんですよ。育休のような制度だけでなく、イベントを通して、家族も含めて社員を大切にしてくれるのがAmazonという会社なんだなと思っています。

櫻井さん:Amazonにはお花見や夏祭り、ハロウィンなど、子どもが喜ぶイベントがありますよね。私はそうしたイベントで同僚のお子さんと会えることも楽しみにしています。あえて「子どもがいて毎日が大変なんです」と言葉にしなくても、仲間と自然と助け合える文化があるのは、Amazonがイベントや社員へのメッセージを通じて、常に家族を思う姿勢を発信してくれているからだと思います。

福士さん:社員それぞれに異なる私生活を尊重する文化が根づいているから、急に仕事を休むことになっても快く受け入れてくれるんですよね。周囲は絶対に「ノー」と言わないし、困ったときにはみんなで助け合う「お互い様」の体制がすごく整っていると思います。

高嶋さん:皆さんのお話を聞いて、Amazonは子育て環境が整っていることを実感しました。また育休中の経験は仕事にも生きると思います。自分の部下が育休を取得するときに応援しやすいですし、育休を取得することで自分自身の視野も広がるんじゃないでしょうか。もしチャンスに恵まれたら、次回こそは育休を取得したいです。

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