Amazon Booksのバイスプレジデントであるジェニファー・キャストは、レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー(LGBTQ)を支援する全米最大の人権団体であるヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC) がワシントンD.C.で毎年開催している夕食会「ナショナルディナー」の場でAmazonのCEOジェフ・ベゾスを紹介し、彼女がAmazonに入社した1996年当時からジェフ・ベゾスがオープンな職場の構築に注いできた情熱、およびワシントン州における同性結婚を早い時期から熱心に支援してきた姿勢について語りました。

LGBTQをはじめとするセクシャルマイノリティ、そしてその支持者から構成されるアフィニティグループであり、Amazonが差別のない、多様性を受け入れる職場であるよう推進しているAmazonのGLAmazon(グラマゾン)のメンバー、Amazonのリーダーたち、Amazonスタジオ制作のドラマ『トランスペアレント』に出演しているジェフリー・タンバー、Amazonのパブリックポリシーチームのメンバー達、その他にも、HRCメンバー、スピーカーやゲストらがこの夕食会に出席し、カクテルレセプション、チャリティ・オークションや演奏を楽しみました。Amazonは、LGBTQの人権支援に長い歴史があります。1999年にGLAmazonを組織したほか、同性結婚とトランスジェンダーの権利に対する支援を早い時期から行ってきました。ジェフ・ベゾスは、スピーチの中で「平等を尊重するAmazon社員の姿勢に感謝を述べるとともに、平等は現在もAmazonのコアバリューの一つであり、今後もそれは変わらない」と述べました。

さらにジェフは、次のように続けました。
「HRCに対しそして、ジェニファーにも、深く感謝いたします。幸いなことに、私は、ジェニファーとは20年もの付き合いになります。これまで、ジェニファーの情熱と固い決意により、ワシントン州およびLGBTQコミュニティの人々の生活に変化がもたらされ、平等性が促進されてきた様子を、私は直接この目で見てきました。

ジェニファーが今まで果たしてくれた功績と今後もそれを継続していく姿勢に、心から感謝します。ジェニファーがもたらしてくれた影響は、それほど大きいのです。

また、毎日Amazonの職場で平等と社会参加のために努力し、今日ここに列席してくれたAmazon社員の皆さんにも感謝したいと思います。

GLAmazonのメンバーも、今夜この夕食会に出席しています。当社のダイバーシティ推進ディレクターであるラターシャ・ガレスピーもそこにいますね。ありがとう、ラターシャ。ジェフリー・タンバーは、多くの人々の胸を打ったモーラ・フェファーマンの物語を世に送り出してくれました。そのジェフリーをはじめ、『トランスペアレント』という素晴らしい作品の製作者たちの存在を忘れることはできません。ジェフリー、ありがとう。

Amazonの社員が、Amazonと、より広い意味で私たちの所属するコミュニティをより良い場にするために毎日続けている努力を、私はたいへん誇りに思います。

Amazonでは、現在世界中に50万人を超える社員が働いています。Amazonは、その創業当初から、職場における平等を大事にする姿勢を維持しています。

私たちは、社員が自分の意見を述べる権利、自分の意見に対し周囲の人に耳を傾けてもらう権利が認められる職場であるよう願っています。

Amazonの社員の一人ひとりが、自分らしい意見を自由に述べることができ、他の社員の意見に耳を傾けるようでありたいのです。

Amazonの全社員とAmazonが業務を展開するすべてのコミュニティが、私たちはそれぞれが異なる個性を持つこと、そして誰もが平等であることを当然のこととして受け入れてほしいのです。

Amazonでは、平等をコアバリューの1つに据えており、それは疑うべくもなく当然のことです。それでもなお、私たちのコミュニティにさまざまな形の不平等が存在しつづけています。

そして、私たちは傍観しているだけではいけません。このことを明らかにし、理解し、問題点を追及し、解決しなければいけません。

私たち全員がそうしなければなりません。今この場にいる人も、それ以外の人も、つまり、すべての人がそうしなければなりません。

何十年にもおよぶ闘いの結果、今ようやくアメリカ国民のだれもが結婚する権利を手に入れました。

アメリカ全土で、ゲイやトランスジェンダーの権利を支援する人が、これまで以上に増えています。

私は、平等という理想がすべてのアメリカ国民の心に深く根づいたと信じています。

子どもは、相手がゲイやトランスジェンダーであっても、あるいはストレートでも、相手を受け入れます。

子どもは、友達に接するとき、相手を個性、経験、弱点、長所を持つ1人の人間だと考えます。

子どもたちは、生まれつき人間の平等の精神を理解しているのです。それは先天的なものです。

今、私たちは祖父母の時代よりも、人を受け入れることが容易になった世界に生きています。

私たちの孫の世代は、今以上に人を受け入れ、また人に受け入れられやすい世界で暮らすことになるでしょう。そこは、互いにありのままを受け入れ、その人らしさを認め合い、誰を愛するかを問わない世界です。

私はきわめて楽観的です。多くの企業、コミュニティ、HRCのような団体が、そのような未来を受け入れ、そうした未来を実現するために努力をしているのですから。

共に手をたずさえて前進を続けられるかどうかは、私たち次第です。

このたび、実に多くの人の人生に影響をおよぼしてきたHRCからEquality賞をいただいたことを名誉に思います。

HRCの皆さんとここにお集まりの皆さんに対して、私たちのコミュニティ全体で平等を大切にし、平等の実現のために絶えず努力されていることに感謝を申し上げます。

ありがとうございました」