日本のAmazonでは2012年から新卒採用を開始し、今年9年目を迎えました。日本だけでなく、海外からの採用もあり、新卒社員もグローバルです。今年4月に入社した新入社員たちは、入社直後から在宅での勤務を開始したり、フィジカルディスタンスを保ちながら働いたりと、「ニューノーマル」な環境で勤務してきました。約半年間働いてきた社員たちの目に、Amazonはどのように見えているのでしょうか。

Amazonで働く面白さは多種多様

——まずは今、仕事で一番、面白いと思っていることを、仕事の紹介も兼ねて教えてください。

石尾千晶さん:クラウドコンピューティングサービス「アマゾン ウェブ サービス(AWS)」のソリューションアーキテクトをしています。AWSを利用されているお客様のニーズに合わせて技術的な支援を行なっています。半年間のリモートワークでの研修が終わり、実地研修が始まったところです。技術の深い知識を活かしてお客様を支援できる仕事内容に魅力を感じて入社したので、実際にどう仕事が進むのか、とても楽しみにしています。

榊原光祐さん:大阪にあるFCでエリアマネージャーをしています。ECで販売している商品の入荷がスムーズに行われるように、搬入のタイミングを管理したり、調整したりするのが仕事です。これから部下を持ち、チームを組んで本格的に業務に当たるタイミングなので、緊張もありますが、人と関わる楽しさも感じています。

ドー・ゴック・アインさん:私も榊原さんと同じくFCのエリアマネージャーです。ベトナムの大学で日本語とビジネスの基礎を学び、アマゾンジャパンに入社するために来日しました。今、面白いのは、毎日、何かしら改善点があることです。チームで問題を分析し、解決策を考えて取り組み、またその結果をフィードバックしていくというPDCA(Plan、Do、Check、Action)サイクルを実践していることが興味深いです。

矢野綾子さん:私は物流部門で、物流を最適化するために運行情報の管理プロセスの効率化を図っています。Amazonの物流網が飛躍的に拡大していく様子がリアルに分かるので、そのダイナミックさにワクワクしています。

渡辺祐貴さん:僕はソフトウェア・デベロップ・エンジニアとして、機械学習のチームに所属しています。コンピュータにデータを蓄積して学習させ、よりよいサービスやインフラを構築していくのが仕事です。Amazonは世界中にお客様がいるので、データ量がものすごく多い。その膨大なデータが扱えることも面白いです。僕のチームはメンバー15人のうち、日本人は2割くらい。7カ国くらいから集まっています。多国籍な文化も気に入っています。

——入社が決まったとき、家族や友人など、周囲の反応はいかがでしたか。

石尾さん:大学で学んだ知識を活かせる職種なので、とても喜んでくれました。大学の恩師や友人はAWSへの興味が高く、「AWSについて教えてほしい」とよく言われます。

榊原さん:僕は大学で地域文化や社会問題を勉強していたのですが、周囲に就職すると思われてなかったようで、入社が決まって驚く人もいました。でもみんな、Amazonをよく利用していることもあって、自分のことのように喜んでくれました。内定祝いに「Echo Show」をプレゼントしてくれた友人もいます。

アインさん:ベトナムにAmazonはまだないのですが、世界的企業なのでとても喜んでくれました。ただ、両親は働き過ぎたりしないか、心配もあったようです。私も新型コロナウイルス感染症のこともあり、日本や職場になじめるかどうか不安でしたが、働き出したら、心配はなくなりました。感染対策やソーシャルディスタンスの厳守など、社員の安全と健康に配慮した職場でしたし、人間関係もとてもあたたかかったんです。今は安心して楽しく働いています。

矢野さん:大学の研究とまったく違う分野の仕事なので「なぜAmazon?」と聞かれました。あと「入社が難しそう」という声も。でも、内定が決まってからは、周りにECのヘビーユーザーが多かったので喜んでくれました。

あたたかい人間関係や泥臭い面があることを発見

——働き始めて、入社前とイメージが違ったところや驚いたことはありましたか。

榊原さん:僕と同じFCで働くアインさんなら共感してもらえると思うんですが、「泥臭い部分もある職場なんだな」と感じました。たとえば、安全に働くために、床に通行の目安になるラインテープを貼っているのですが、その位置が日々、変わったりするんです。毎日、地味だけれど、何かしらの改善をコツコツと積み上げている。その姿勢が結果的に大きな変化につながっていることに気づきました。

渡辺さん:僕は予想以上に新卒扱いされないことに驚きました。入社1週目からプロダクトのコードを書かされたんです。その他にも「これをやってみたい」と上司に相談したら、「本人に言ってみて」と、いきなりアメリカにいる社員にコンタクトを取るようにアドバイスされたこともあります。経験にかかわらず立場がフラットなことを実感しました。

石尾さん:お客様の業種は多岐にわたるので、常に勉強が必要です。理解不足から間違ったことを伝えてお客様を混乱させてしまうより、一旦持ち帰って勉強し、しっかり理解してからお答えしたほうがいいと、先輩に教えていただきました。お客様に誠実であること、技術に対して真摯であることを大切にしていると感じました。

矢野さん:外資系企業は社風がドライというイメージがあったのですが、Amazonはとてもあたたかくびっくりしました。上司や先輩がいつでも質問しやすい環境を作ってくれたり、頻繁にチャットで連絡をくださったりしたので、リモートワークでも安心して仕事を続けられました。

リモートワークでも働きやすい環境

——FC勤務の榊原さんとアインさん以外は、デスクワークが主なので入社の時点から自宅でのリモートワークでしたよね。新しい働き方への不安はありましたか。

渡辺さん:入社して1カ月くらいは、社内にどんな人がいるのか分からないまま、過ぎてしまいました。不安でしたが、他の会社に入社した人も同じだったんじゃないでしょうか。僕がむしろAmazonに入社してよかったと思ったのは、以前から離れた場所にいる人たちと協力して働く環境が整っていたことです。上司や先輩たちが経験をもとに、いろいろ教えてくれたので、困ったりすることがほとんどありませんでした。

石尾さん:私も入社以来ずっとリモートワークでしたので、半年間1度もオフィスに出社したことがないですが、上司や先輩がオンライン上で頻繁に連絡をとってくださるので不安はないです。同期入社の人とは長時間オンラインミーティングをして仕事をすることもありますよ。話したくなったら、ミュートを解除して会話するんです。まるで隣の席に同期がいるような感覚で仕事をしています。

オンライン上で初めて顔を合わせたAmazon新卒社員5人
取材はオンラインで実施。顔を合わせるのは初めてだったが5人はすぐに打ち解けた

お客様のために挑戦する姿勢が評価される

——Amazonの社員は、常にお客様に高い価値を提供できるかどうかを考えて行動しています。その指針になるのが全14項目ある「リーダーシップ・プリンシプル」です。皆さんは、どれが一番好きですか。

渡辺さん:僕はスピーディーな意思決定を促す「Bias for Action」です。スピードと挑戦する姿勢を重視するところがいいと思っています。新入社員は経験が浅いので、何かアイデアが浮かんでも、十分に準備してから上司や先輩に伝えようと尻込みしがちです。でも、Amazonでは、すぐにアクションを起こすほうが高い評価を得られる。その評価軸に「新卒でも期待されている」という充実感を覚えます。

アインさん:私はお客様を起点に考える「Customer Obsession」です。この行動指針があることで、日々、自分がどう動けばいいのか、やるべきことは何かがはっきりとわかるからです。改善のアイデアもいろいろ浮かんできます。

矢野さん:私もアインさんと同じく「Customer Obsession」です。先輩から「Dive Deep*してるね」とほめられたことがあったのですが、深い集中力で仕事に取り組んでいると評価されたんだな、とうれしくなりました。この評価も「お客様のために」という指針を意識していたからこそ、いただけたと思っています。
*ダイブディープ:リーダーシッププリンシプルの一つで常に詳細を把握し、現状を確認し、深く考えることを促すもの

榊原さん:僕は信頼を得る姿勢を示す「Earn Trust」が好きです。今はまだチームの人たちから十分な信頼を勝ち得ているとは言えないのですが、だからこそ、先輩やチームの輪に飛び込んで、仕事に深く取り組みたい。熱意や泥臭いところを大切にしていけば、信頼を得られるんじゃないかと思っています。

石尾さん:私は、自分の意志で主体的に取り組む「Ownership」です。学生時代から大切にしてきた考え方だったので、Amazonのリーダーシップ・プリンシプルになっていることを知ってうれしかったです。特に私の仕事では「Ownership」を常に意識して、お客様のビジネスを自分のことのように真剣に考えて主体的に取り組むことで、質の高い結果が出せると思っています。

——自分のキャリアと人生をどう成長させていきたいと考えていますか。最後に理想のリーダー像を教えてください。

榊原さん:僕は「威厳のないリーダー」になりたいと思っています。部下とフラットな関係で活発にコミュニケーションしながら、お互いに高め合う関係を作りたいですね。

アインさん:現在私が勤務しているFCの責任者・サイトリーダーはとても素晴らしい方で、どんな問題もロジカルに分析できて、解決策を見出しています。私もそういうリーダーになりたいです。

矢野さん:私も榊原さんと似ていて、ボーダーレスなリーダーになりたいです。自分の部署だけでなく、他部署の人とも積極的にコミュニケーションが取れるようになりたい。将来は世界的に活躍したいと思っています。

石尾さん:常によりよいものを目指してチャレンジできるリーダーになりたいです。自分が挑戦するだけでなく、周囲がチャレンジするときに応援できる人間でありたいと思っています。

渡辺さん:いくつになっても強いガッツと好奇心を持ち続けたいですね。年下の人に対しても、素直に教えを請う謙虚さを忘れずに、貪欲に学び、仕事に生かしていきたいです。

AmazonブログのTopページへ