Amazonでは、「地球上で最もお客様を大切にする企業になること」という企業理念に基づいて、お客様の満足度向上のために物流ネットワークの拡充を進めています。2020年下半期に日本で、物流拠点である4つのフルフィルメントセンター(以下FC)と9つのデリバリーステーション(以下DS)を開業しました。そうした施設内の維持管理や各種サービスで支え、サステナビリティの活動にも力を入れているのがオペレーション技術統括本部(JCFS)に所属する、施設管理部と建築設計・工事監理部からなるファシリティチームです。

彼らもまた、「地球上で最もお客様を大切にする企業になること」という企業理念に基づいて、彼らの業務の対象者である、各拠点で働く社員やスタッフをお客様として捉え、皆さんが安全かつ健康に働くことができるように努めています。彼らが目指す「社会に貢献する価値を提供すること」について、ファシリティチームを率いる時枝修さんに話を聞きました。

Amazonの物流ネットワークの成長を支え、次世代に向かう組織
ファシリティーチームを率いる時枝修さん

何よりも安全が最優先
「ファシリティーチームは大きく分けて2つの部門から成り立っています。まず1つ目のFacility Design&Construction(ファシリティデザイン&コンストラクション、以下FDC) は、物流拠点の建築および設備設計や改修工事の立案や実行、デザインの標準化や省エネルギーな施設の導入などを行います。2つ目のRME-Facilities(RME-ファシリティ、以下RME-F) は、物流拠点の各種サービスの契約や建屋および設備の維持管理とFC内の食堂などのサービスの提供、そしてエネルギーの低減や廃棄物のリサイクル向上といったサステナビリティに関する業務も行っています。そうした業務を通して、いかに社会に貢献する価値を提供できるかを常に考えています」

これまでに多くの物流拠点の立ち上げと施設の維持管理に関わってきたファシリティチームは、施設の建設にあたってどのような思いで臨んでいるのでしょうか。

「FCの建設工事は安全第一です。工期を守りながら期間中の無事故、無災害を達成するためには様々な課題がありますが、日々解決に向け正面から向き合っています。何よりも工事中は安全な現場であるよう、工事全体の工程や搬送設備導入に責任を持つエンジニアリングチームが外部委託先と工事が始まる前に施工計画書を徹底的に確認し、不安全箇所を特定し対策します。また、着工後にも事故につながるような事象が発生した場合には、その都度立ち止まり、部内でもしっかりと再発防止対策を行います」

安全に対して妥協しない姿勢が、安全・安心な環境を生み出しているといえそうです。

お客様の満足度向上のために

「FDCが新たな物流拠点を建設する場合、まず設計コンセプトを掲げるのですが、重要なのは各拠点で働く皆さんが安全で安心できる施設であること、そしてライフサイクルコストに優れた施設であるということです。施設を利用される皆様に満足いただけるよう、RME-Fチームが施設メンテナンスやFC内の食堂・売店運営、シャトルバス運営など、さまざまなパートナーと契約を締結し、完成した建物に命を吹き込みます」

施設の設計段階では、屋外の外構設計から着手し、歩行者と車両の動線を分離し、建物へどのようなルートで向かうかなども設計。そして施設内の休憩所、トイレ、オフィスや食堂に至るまで施設の環境に適切な広さと配置を定め、機能性にも着目しています。

「食堂・売店であれば、厨房の設計からレイアウトまで、人の動線や機器の選定を行い、食堂・売店運営に欠かせない省人化も図ります。食事スペースにおいても少しでも利用される皆様にリラックスしてもらえるよう、これまでの経験を存分に活かし、私たちにとってのお客様であるAmazonで勤務されている皆さんの満足度向上を常に念頭において、チーム一丸となり新しい取り組みに向き合っています。例えばFCの食堂では、特製カレーライスが200円から、各種定番・日替わり定食は350円~400円で、さらにライスは料金を追加することなく増量することもできます。その他にも季節にちなんだスイーツのキャンペーンを行ったり、特別な日には無料で食事を提供したりすることもあり、お客様の満足度を向上するための取り組みをチームで企画しています」

サステナビリティに配慮した次世代の施設設計
テレビなどでもサステナビリティ(持続可能性)という言葉を毎日のように耳にするようになりました。Amazonでは炭素排出ゼロを目指す気候変動対策に関する誓約(The Climate Pledge)に調印し、環境対策を進めています。このチームではどのようにサステナビリティや環境問題に対して取り組んでいるのでしょうか。

「私たちのチームでは、省エネルギーと廃棄物の低減に努めています。施設で消費される消費電力の削減活動として電気設備や空調設備の高効率化に取り組み、新規施設においては、設計基準の見直しや最新機種の選定と導入、機器によっては自社に合う商品開発の検討にも着手しています。廃棄物においては、金属やプラスチック、紙類の分別を施設内で行い、リサイクル率を高める活動を実施しています。エネルギーもリサイクルも常に数値目標をもって管理し、目標達成に向けチームで取り組んでいます」

地道な日々の活動によって二酸化炭素排出量の低減につなげる活動と、環境に配慮した次世代の施設づくりを並行して進め、社会に貢献しようと努めています。

ニューノーマルへの対応
依然として世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの対策においても、施設で勤務されている皆さんの安全と健康を守るため、FDCとRME-Fはワンチームとなって数多くの取り組みを行っています。

「消毒備蓄品の確保から緊急対応の整備、そしてソーシャルディスタンスの確保、飛沫対策となるパーテーションの設計と設置工事、さらには混雑が予想される場所への設備の設計と追加工事などを行っています。皆さんが安心して働くことができるよう、そして商品を受け取られるお客様に安心していただけるよう、安全で衛生的な職場環境作りを目指して日々改善を続けています」

Amazonでの安心・安全な環境を提供し、さらに地球環境にも配慮をした取り組みを行うことで社会に貢献する価値を提供しているファシリティチーム。

「ファシリティチームでは、FDCとRME-Fの2つの部門がワンチームとして機能することで、拠点の運営に関わる各種サービスの提供まで一貫した管理を行うことができ、次世代のライフサイクルコストに優れた施設建設と維持を実現しています。これからも施設を利用する皆様にとってより満足度の高い最高のサービスを提供できるようチャレンジを続けていきます」

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