世界中のロボット研究者にとってエキサイティングな大会が日本に初上陸

2017年7月27日(木)~30日(日)の3日間、ロボットの世界大会「ロボカップ2017」にて、Amazon Robotics主催のコンテスト「アマゾン・ロボティクス・チャレンジ」が行われました。このコンテストはロボット技術(robotics)の向上や、自動化技術(automation)の革新をサポートすることを目的として2015年より実施しています。2017年は3度目の開催で、日本で行われたのは初めてです。

夏休み中ということもあり、会場はロボット研究者だけではなく、Amazonが招待したたくさんの子供たちが、未来のテクノロジーに目を輝かせていました。

またAmazonの地域貢献活動として、大会当日は、職業体験プログラムのジョブシャドウに参加した高校生をはじめとする、大学生なども招待して、世界中で最先端の研究をする学生達との交流なども行われました。

アマゾン・ロボティクス・チャレンジには、日本、米国、ドイツ、インド、オーストラリアなど世界10カ国から16チームが参加しました。各チームは、決められた時間内に何点の商品を正しく棚入れ・棚出ししたかを元に評価されます。棚出し競技、棚入れ競技、および決勝ラウンドの結果、オーストラリアのチームACRVが優勝。日本のチームは、棚出し競技でチームMC2(三菱電機、中部大学、中京大学)が3位に、決勝ラウンドでチームNAIST-Panasonic(奈良先端科学技術大学院大学、パナソニック)が6位に入賞しました。

Amazon Robotics主催のコンテスト「アマゾン・ロボティクス・チャレンジ」が行われました。
アマゾン・ロボティクス・チャレンジには、日本、米国、ドイツ、インド、オーストラリアなど世界10カ国から16チームが参加しました。

Amazon Roboticsの研究先進開発責任者でありコンテスト責任者を務めるジョーイ・ダラム(Joey Durham)は、次のように述べています。

「今年のアマゾン・ロボティクス・チャレンジはこれまでよりさらに難しい競技条件を設け、ロボティクスのさまざまな分野から今まで以上に幅広く参加を募り、期待に沿う結果となりました。未整備な環境における認識能力の汎用性と把握メカニズムのレベルは、実に目を見張るものでした。このアマゾン・ロボティクス・チャレンジに関して当社が何よりも誇りに感じたのは、同チャレンジのロボットコミュニティへの貢献であり、ロボットコミュニティが楽しくやりがいのある研究方法を共有、促進するためのプラットフォームを提供できたことです。受賞チームならびにすべての参加チームの健闘を称えます。」