2019年12月1日、青空が広がるなか、幼児から高校生まで約160人の子どもたちとその家族が「Amazon Holiday Smile in 長野」に元気な笑顔で参加してくれました。このイベントを企画したきっかけは、須坂市と長野市が救援物資配布のためにAmazonの「ほしい物リスト」を活用され、多くのお客様にご支援いただいたことでした。

メイン会場として選ばれた長野市古里総合市民センターがあるのは、10月の台風19号で決壊した千曲川の近くです。この地域には避難生活が続いたり、家屋の被害でいまだ元の暮らしに戻れない人がたくさんいます。そうした子どもたちやご家族を励まし、休日を存分に楽しんでもらおうと、Amazonが企画しました。イベントには、長野県ゆかりのスポーツ団体やNPO法人、大学生、個人、企業のボランティアたちが結集。それぞれの得意分野を生かして参加者の皆さんを楽しませました。

「川崎フロンターレ」のスクール生もラッピングに協力

実はイベントには、長野県以外の子どもたちも関わっていました。11月28日、Amazonがコミュニティパートナーとして地域貢献活動を共に行っているJリーグ「川崎フロンターレ」のスクール生約30人が、富士通スタジアム川崎に集合。長野の子どもたちにイベントで届ける予定のプレゼントをラッピングしてくれたのです。

ラッピングの会場には、全長約8.5メートルある8トントラックのMobile FCが登場。Mobile FCはAmazonの物流拠点であるフルフィルメントセンターとAmazon Roboticsの仕事を体験できるさまざまな設備を備えています。

この日の川崎市は冷たい雨が降っていましたが、練習を終えたスクール生は元気いっぱい。Mobile FCでプレゼントのおもちゃを棚から取り出す棚出し体験、段ボール箱に詰める梱包作業体験をしながら、ラッピングしてくれました。

「めちゃくちゃ面白かったです。段ボールに貼るテープが勢いよく出てきてすごかった」と答えてくれたのは小学2年生の男の子。小学1年生の女の子は「おもちゃを詰めました。袋に入れるのが楽しかった」と話してくれました。そんなスクール生のワクワクした気持ちも詰まったプレゼントは、長野市の会場までMobile FCで運ばれたのです。

憧れのアスリートたちと思いっきり身体を動かす

「Amazon Holiday Smile in 長野」が始まったのは、午前11時。まずはMobile FCの壇上で、アマゾンジャパン合同会社オペレーション技術統括本部統括本部長の渡辺宏聡が開会の挨拶をしました。渡辺は学生時代の6年間を長野で過ごし、今も趣味のスキーで年に数回、訪れています。それだけに社員としてだけでなく、個人としても「少しでもお役に立てれば」との思いがありました。

長野の子どもたちに笑顔を届ける
アマゾンジャパン合同会社オペレーション技術統括本部統括本部長の渡辺

続いて壇上に立ったのは、長野市議会員の寺沢さゆりさんです。寺沢さんは台風の直後、あまりの被害の大きさにどこから支援すべきか戸惑ったそうです。それでも支援を進めていき、ようやく落ち着き始めた頃、11月30日に学校の体育館などの一次避難所の閉鎖が発表されました。避難をしていた方たちは他の場所でまた新たな生活を始めなければならなくなります。その不安を和らげるため、寺沢さんは仲間たちと「子どもたちのために何かしなければ」と考えていたそうです。

「そんなときにAmazonからお声がけいただき、子どもたちを励ます催しが実現できて、本当に感謝しています」とおっしゃってくださいました。さらに寺沢さんには、「思いっきり体を動かし、たくさんの笑顔で過ごしてください」という加藤久雄長野市長からのメッセージも代読していただきました。 NPO法人「ながのこどもの城いきいきプロジェクト」理事長の田中宗史さんは、「子どもたちは遊ぶことで自分を治していく力が強い。子どもが自由に安心する場所を作って欲しい」と大人へ語りかけました。今回のイベントを親子が安心して参加できる雰囲気にできたのは、普段から子どもと遊び慣れている、ながのこどもの城いきいきプロジェクトのボランティアがたくさん参加してくださったからです。

挨拶が終わると、プレゼントセレモニー。プレゼンターの1人は、2014年ソチ冬季五輪スキージャンプ団体銅メダリストの竹内択さんです。Amazonのロゴ入り段ボールをもらった子どもたちは、壇上から降りると、うれしそうに家族や友だちに見せていました。

開会式が終わると、小学生以上の子どもたちは近くの古里小学校に移動してスポーツレクリエーションを行いました。ボランティアをしてくれたのは、「松本山雅FC」と「長野パルセイロ」のJリーガーに加え、プロ野球独立リーグの「信濃グランセローズ」、プロバスケットボールチームの「信州ブレイブウォリアーズ」、カーリングクラブなどがある「SC軽井沢クラブ」のアスリートたち。子どもたちには憧れの選手とあって、大縄跳びや尻尾取り鬼ごっこ、キックボーリングにも熱が入ります。校庭には楽しそうな笑い声が響いていました。

一方、メイン会場の屋内では、幼い子どもたちがボランティアと一緒に皿回しや、ブロックで遊びました。けん玉や独楽回しの技をボランティアに教えてもらい、何度も挑戦する姿も見られました。

長野の子どもたちに笑顔を届ける
屋内では皿回しに熱中

食事やパフォーマンス、プレゼントで思い出深いイベントに

たっぷり遊んだ後はランチタイム。揚げたての鶏の唐揚げやクリームシチューなど、心づくしのメニューはボリュームも満点です。ケータリングは、長野県内で飲食店を展開している「クルークダイニング」が担当。イベントを知り、協力を申し出てくれました。

長野の子どもたちに笑顔を届ける
揚げたての鶏の唐揚げ
長野の子どもたちに笑顔を届ける
色とりどりのサラダ

一段と大きな歓声が上がったのは、真っ赤なイチゴがのったショートケーキが登場したときです。作ってくれたのは、上田市にある「ペストリーブティック ストーリー」のオーナーシェフであり、長野県洋菓子協会理事の有賀弘隆さん。「子どもたちに本物のおいしさを味わってもらうことで、元気になってもらいたい」と、食材と食感にこだわったケーキを届けてくれました。

長野の子どもたちに笑顔を届ける
大人気だったショートケーキ

ランチタイムの間、舞台で繰り広げられたのは、劇団「WAHAHA本舗」のコミックバンド「ポカスカジャン」の大久保ノブオさんによるパフォーマンス。長野市出身の大久保さんは今回、「子どもたちを元気にしたい」と二つ返事で参加してくださいました。大久保さんが自身の代表曲である「ガリガリ君」(アイス)のCMソングなどをユーモラスに歌うと、子どもたちも一緒に手を叩いたり、踊ったり、会場はますますにぎやかになってきました。

舞台パフォーマンス最後は、Amazonのボランティアチームによる特別授業「オンラインショッピングの仕組み」です。まずはボランティアたちが倉庫内で活躍している商品ラックとロボットを利用しながら、受注から配送までを実演。次に子どもたちに棚から商品を取り出す棚出し、商品を箱に詰める梱包作業を体験してもらおうと参加者を募ると、次々と手が上がりました。3人の子どもたちが上手に梱包し終えると、会場から拍手が送られました。

舞台での催しが終了すると、待ちに待ったプレゼントの時間です。出口近くでアスリートやボランティアから一人ひとりにプレゼントが手渡されると、子どもたちの笑顔がさらに輝きました。「これ、欲しかったのー」とお母さんに真っ先に報告した女の子もいれば、友だちとプレゼントを見せ合う子どもたちも。

舞台上で棚出しと梱包作業体験をした小学4年生の男の子は大きな包みを大事そうに抱えながら、「荷物を包むのは簡単そうで難しかった。僕は1回だけだからうまくできたけど、いつもたくさんの荷物を包んでいるAmazonの人たちは大変だと思いました。今日は最後にプレゼントをもらえたのがうれしかった」と話してくれました。

お母さんの1人は「避難所では遊べる場所がなく、子どものストレスがたまっていました。私たちも家の片づけに追われ、なかなかゆっくり遊んであげられなくて。今日は久しぶりに思いっきり体を動かせてうれしそうです。友だちやボランティアの皆さんと遊べたのもよかったんでしょうね」とほっとした表情で感想を話してくださいました。

全員がプレゼントを手にしても、子どもたちの興奮はまだまだ鎮まる気配がありません。イベント終了後もしばらくは会場に子どもたちの元気な声があふれていました。

ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

このストーリーの後編「寄り添う気持ちが支援に「Amazon Holiday Smile in 長野」」もぜひご覧ください

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