自宅にいる時間が増えたことで、本を読む量が増えたという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、増えていく本をきちんと整理しておかないと、お気に入りの本をどこにしまったか忘れてしまったり、本を床置きして足の踏み場がなくなってしまったり、同じ本を2冊買ってしまったりということも……。

そこで今回は、本棚整理のプロ・小野村美郷さんに、自宅の本棚を上手に整理する方法を伺いました。最近では様々な本が電子書籍化されているので、小野村さんは、それらを気軽に購入したり、読んだりすることができる電子書籍リーダーAmazon Kindle(キンドル)シリーズなどを併用することも、本棚整理のコツだとお話しされています。

本棚整理の2つのポイントは本の「仕分け」と「並べ方」

本棚整理のプロに聞いた、本の整理術。電子書籍リーダーKindleシリーズもフル活用して、おうちの本をスッキリ整理。

東京の有名書店で本の陳列・販売を担当されていたり、古本の会社で取引先書店の本棚ディレクションをされていたり、長年「本棚」に携わるお仕事をされてきた小野村美郷さん。現在は独立し、長野県で喫茶店や劇場など、さまざまな場所・空間を間借りして展開する古本屋「書麓 アルプ」の活動をされています。

そんな小野村さんは本棚を整理することのメリットを次のように説明します。

「人によって本を読む量、買う量は違ってくると思いますが、やはり本棚がきちんと整理されていると、物理的に探している本を見つけやすい、すぐに取り出せるというメリットがあります。それに、本棚の整理は、頭の中の整理にもつながるとも思っています。

本を並べる時はタイトルが書かれた『背』の部分が見えるようすると思いますが、『背』にはたくさんの情報量があります。整理された本棚を眺めているだけで、自分はこんなことに興味があったんだ、と振り返ることができますし、そこから新たなインスピレーションが生まれたり、新しい本を買うきっかけになったりします」

小野村さんによると、本棚整理のポイントは「仕分け」と「並べ方」の2点になるそうです。
まずは「仕分け」の方法について解説していただきます。

なかなか本を手放せない、という仕分けの悩みをサポートしてくれる電子書籍リーダーKindleシリーズ

本の仕分けとは、手持ちの蔵書を「本棚に入れる本」「手放す本」に分類することです。小野村さんによると、本棚整理に失敗してしまうケースの1つとして、そもそも本が置けるスペースと、実際に持っている本の量が釣り合っていないということがあるそうです。まずは本棚にある本をすべて取り出して、残すか、手放すか、1冊ずつ検討していきましょう。

「仕分けをする際に、なかなか手放すという決断をできなくて、結局ほとんどの本が残ってしまうという方は多くいらっしゃいます。またいつか読むかもしれないと考えると、どうしても手放しづらいですよね。そこで、活用していただきたいのが電子書籍リーダーのKindleデバイスです。電子書籍で購入して保存しておけば、いつでも読み返せるという安心感があるので、手放すという判断がしやすくなります。

デザイン書などの大きいサイズで読みたい本や、装丁にこだわりのある本など、紙である必要性がある本でなければ、電子書籍リーダーKindleデバイスを利用して読むことを考えてもよいのではないかと思います」

もう1つの仕分けのポイントとして小野村さんが推奨するのが「仕分けの基準」を決めておくこと。どういう本を残しておくのか、あるいは手放すのか。ルールを決めておけば、判断に迷いが少なくなります。例えば「好きな本(持っているだけで気分が上がる本)」「思い出深い本」「仕事などに使う実用的な本」は残しておく、その条件に当てはまらず、かつ「もう一度手に入りそうな本」は手放してしまう、などご自身の基準を探してみるのもよいでしょう。

「どうしても迷った場合は、その本の表紙を見た時の印象を基準にしてみましょう。パッと見て内容が思い出せない本は、自分に影響を及ばさない、必要性の高くない本と判断して、思い切って手放してみてもよいかもしれません」

本棚や電子書籍リーダーKindleシリーズのライブラリの並べ方を工夫することで本が探しやすくなる

本棚整理のプロに聞いた、本の整理術。電子書籍リーダーKindleシリーズもフル活用して、おうちの本をスッキリ整理。

本の仕分けができたら、さっそく本棚に並べていきましょう。実際の本棚だけではなく、Kindleデバイスを使った本の整理の方法も小野村さんに教えていただきました。

本をジャンル、もしくは作家の五十音順で並べることで本を探しやすく

文芸書、ビジネス書、実用書など……。多彩な分野の本を集めている方は、ジャンルごとに本を並べましょう。インデックス代わりに小物雑貨などを置くと、ジャンルの境目がわかりやすくなるだけでなく、本棚がおしゃれになります。ブックスタンドにお気に入りの本を立て、表紙を見せるように配置するという方法もおすすめです。

小説など文芸書を中心に読書をされている方は、作家を五十音順に並べると、本も探しやすく、本棚がスッキリします。単行本と文庫本は、大きさが異なるので以前は書店で分けて配置していたことが多かったようですが、最近では混在して並べている書店も。コツは、「背」の部分をそろえて並べることで、キレイに見えるとのことです。

真ん中にくぼみができるように本を並べると視覚的に美しくなる

本のサイズを意識して並べると、本棚がキレイに見えます。小野村さんがおすすめするのは、背の高い本は本棚の端に、背の低い本は真ん中に配置して、くぼみができるように本を並べること。

本棚整理のプロに聞いた、本の整理術。電子書籍リーダーKindleシリーズもフル活用して、おうちの本をスッキリ整理。

実際に書店でも実践されているテクニックで、本棚が視覚的に美しく見えるそうです。また、サイズが大きい・重い本は本棚の下の段に置くことで、家具として安定感が生まれるだけでなく、本棚全体の見た目のバランスも調和がとれます。

「本棚に収まらないくらい大きい本、例えば画集や美術館の図録などは、部屋の中で工夫しながら床置きしてもおしゃれに見えますよ」

電子書籍リーダーKindleシリーズを利用して本の整理をする場合は「コレクション」機能を活用

Kindleデバイスの場合は、任意の名前がつけられる「コレクション」を作成して、本をジャンルごとに分類することができます。紙の本と違って1冊の本をいくつものコレクションに振り分けることができるので、小説、スポーツ、英語学習といったジャンルのほかに、「泣ける本」「元気を出したい時に読む本」など、感情を軸にしたコレクションを作ってみても面白いかもしれません。また、Kindleデバイスでは本を追加した日順、タイトル順、著者順に、本を並び替えることもできます。コレクションの作り方は「クラウドコレクションを作成してコンテンツを整理する」を参考にしてみてください。

さらにお子さんに読書の習慣をつけるために、お子さん専用の本棚やスペースを設けるのも小野村さんはおすすめしています。本棚にどの本を入れるか、どのように並べるかをお子さん自身の判断に任せることで、自分の本棚という意識が芽生え、自発的に楽しみながら読書を楽しんでくれるはず。Kindleシリーズの中にも、1,000冊以上のお子さん向けの本を1年間追加料金なしで読み放題となる「Kindleキッズモデル※1がありますので、ぜひ活用してみてください。

*1 Kindleキッズモデルを購入後1年間、「Amazon Kids+」を無料でお使いいただけます。終了後は、月額980円またはAmazonプライム会員は月額480円で引き続きコンテンツをご利用いただけます。(有料期間に自動更新。登録にはクレジットカードが必要です。)

新しく買った本を仮置きしておくスペースを作ると今後も整理がしやすい

本棚整理のプロに聞いた、本の整理術。電子書籍リーダーKindleシリーズもフル活用して、おうちの本をスッキリ整理。

本棚が整理できたら完了、と言いたいところですが、まだ終わりではありません。整理整頓された状態を維持していくために、今後新しく本を買うときにも意識した方がよいことがあると、小野村さんは言います。

「本棚が散乱してしまわないように、この本はあそこに置こう、今は本棚がいっぱいだからあの本は処分しよう、など考えながら計画的に購入することがおすすめです。ただ、本は出合った瞬間に衝動的に欲しくなってしまうものですから、とりあえず買った本を仮置きしておくスペースや、Kindleデバイス上で仮置き用のコレクションを用意しておくとよいと思います。そうすることで、本を読んでから、本棚のどのジャンルに収めようか、どのKindleデバイスのコレクションに振り分けようか、じっくり考えて判断することができます」

紙の本、電子書籍、それぞれのメリットを理解して楽しい読書ライフを

本棚整理のプロに聞いた、本の整理術。電子書籍リーダーKindleシリーズもフル活用して、おうちの本をスッキリ整理。

Kindleデバイスは、冊数や重さを気にせず、一度に数千冊の本を持ち歩けるので、旅行やキャンプにも最適です。実際、小野村さんも趣味の山登りにKindleデバイスを活用することがあるそう。山の上での読書なんてページが進みそうですね。また、辞書機能やハイライト、ブックマークを簡単に利用できるなど、紙の本にはない魅力があります。さらに、ネットワークさえあれば、「お薦め」により、その場で本と出会い、購入することも可能です。

紙の本と、電子書籍、それぞれのメリットを把握しつつ、上手に本棚整理をしながら、読書生活を楽しんでくださいね。

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