「Amazonのリーダーシッププリンシプルを参考にして、変則的なスケジュールの中から時間を見つけてすぐに練習をするようにしています。迷ったり考えている時間さえ今はもったいないです」
アマゾンジャパン社員 小林僚生さん

「スカッシュの最大の魅力は、相手と対面してプレーしないことです。自分が相手の前にいるときは後ろにいる相手のポジションを予測して一番効果的なショットを打ち、逆の場合は相手が打ってくる場所を予測して、ディフェンスをしながら攻めの展開を作っていく。そこが一番楽しいですね」と話すのはAmazonの社員小林僚生さん。彼は神奈川県小田原市にあるAmazonのフルフィルメントセンター(以下FC)に勤務しながら、今年の夏にジャカルタで開催されたアジア競技大会でスカッシュ団体戦に出場し、日本男子チームで初となる5位入賞を果たした。帰国後、Amazonで共に働く仲間たちから盛大に祝福され、驚いたという。

働きながらかなえる夢

小林さんがスカッシュを始めたのは、7歳の頃。趣味でスカッシュをしていた父親から姉と共に指導をうけるうちに、スカッシュの楽しさに目覚め、小学6年から中学3年までスカッシュのためにマレーシアへ留学。その間も日本のUnder 13、15、17など年齢別の大会で優勝を飾り、メキメキと実力をつけていった。大学もスカッシュが存分にできる環境を求めてアメリカに留学し、全米大学スカッシュリーグの個人選手権で準優勝するまでになった。

しかし大学3年生になったとき、彼は進路について迷い始める。

それまでの人生をほぼスカッシュと共に歩んできただけに、スカッシュからは離れがたい。しかし、プロになったとしても、スカッシュだけで生活していくのは厳しい。2カ月悩んだ末に選んだのがAmazonへの就職だった。

働きながらかなえる夢
小林僚生さん

「ボストンキャリアフォーラムでAmazonを含めた数社の面接を受けました。その中でAmazonの担当者と面接をして話を聞くうちに、大学で学んだことや自分の考え方をこの仕事なら生かせるんじゃないかと思い始めました。そしてまたAmazonの中核であり、世界トップレベルともいわれるオペレーションを自分の目で見て勉強したいと考えAmazonを選びました」

Amazonに入社後、約半年アメリカにあるFCでの勤務を経験した後、小田原市にあるFCに配属された。現在彼はFCに届いた商品の入荷を担当する部署のエリアマネージャーの一人として、総勢500人ほどのスタッフの人員配置や工程管理などを行っている。

働きながらかなえる夢

しかし、もちろんスカッシュを諦めたわけではない。

小田原市内にスカッシュコートがないため、なかなかコートでの練習はできないが、基礎トレーニングとなるランニングとボクシングをそれぞれ週に1~2回行い、休日を利用して実家のある横浜に帰り、故郷のコートでスカッシュの練習を続けている。競技のうえでもAmazonの行動規範であるリーダーシッププリンシプルを参考にしているという。

「学生時代に比べてトレーニングできる時間が少なくなったので、いかに効率よくトレーニングするかというところが今の課題です。Amazonのリーダーシッププリンシプルの中で、すぐに行動するという意味のBias for Actionや、困難があっても立ち向かって結果を出すという意味のDeliver Resultsを参考にして、変則的なスケジュールの中から時間を見つけてすぐに練習をするようにしています。迷ったり考えている時間さえ今はもったいないです」
これからもスカッシュと仕事を両立していくという小林さん。アジア大会で他の競技を生で見たり、選手たちと交流したことで大きな刺激を受けたという。

「会場で生の競技を見ることで、スポーツに一層興味を持ちました。スカッシュをもっと多くの人に見てもらいたいですし、社会人でもこれだけできるんだというところをぜひ見てもらいたいです」

働きながらかなえる夢
神奈川県小田原市にあるAmazonのフルフィルメントセンターの仲間たちと