この度、日本で、偽造品の撲滅を目的としたAmazonの取り組み「Project Zero」の提供を開始し、ブランドオーナーの皆様をサポートできることを嬉しく思います。Project Zeroは、Amazonに訪れるお客様に真正品を確実にご購入いただけるよう、長期的な経験と投資により実現したプロジェクトで、2019年の初めに米国および欧州(フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス)でスタートしました。Project Zeroに登録されているブランド数は、米国と欧州で合計6,000を超えています。日本ではすでに試験運用を開始しており、パナソニック、アイリスオーヤマ、任天堂、ソニー・インタラクティブエンタテインメント、アイロボット、川崎重工、タカラトミー、ダダリオなど日本のブランドオーナーの皆様にご協力いただいております。引き続き、ブランドオーナーの皆様と協力しながら偽造品の撲滅を図ることで、お客様により安心してお買い物いただける環境を提供できるよう努めてまいります。

Project Zeroは、Amazonの高度なテクノロジーやイノベーションに加え、ブランドオーナーの皆様が保有されている知的財産権に関する知見および自社商品の偽造品を検知するための情報を組み合わせて開発されたプロジェクトです。Project Zeroでは、偽造品撲滅に対し以下の3つの機能を備えており、米国および欧州ではすでに大きな成果を見せています。

自動プロテクション機能
自動プロテクション機能は、世界中のAmazonで毎日更新される50億件を超える商品情報を継続的に自動スキャンし、偽造品の疑いがある商品を検知します。この機能により、これまでに9,000万点以上の偽造品の疑いのある出品をお客様が閲覧される前に排除しました。この自動プロテクション機能はAmazonの機械学習を活用しており、常に新しい情報を取り入れることで、偽造品の疑いがある商品の販売を未然に防ぐことができます。

セルフサービスの偽造品削除ツール
Project Zeroにより、ブランドオーナーの皆様は、偽造品の疑いがある商品をAmazonのサイト上から削除できるという今までにない権限を持つことができるようになります。ブランドオーナーの皆様によって削除された商品情報は、自動プロテクション機能に反映され、偽造品の検出精度の向上に役立てられます。セルフサービスの偽造品削除ツールを利用されているブランドオーナーの皆様が、偽造品の疑いのある商品を削除する割合を1とすれば、Amazonでは平均500以上の偽造品の疑いのある商品を自発的に削除しています。

商品のシリアル化(日本では2020年前半に提供開始予定)
商品のシリアル化は、ブランドオーナーの皆様が自社商品の製造および発送の過程で固有のコード(シリアルコード)を発行し、そのコードによってAmazonで販売される1つ1つの商品の真偽を精査し、確認するサービスです。商品のシリアル化はオプションサービスですが、Project Zeroを利用されているブランドオーナーの皆様に高い評価をいただいています。商品のシリアル化と自動プロテクション機能を組み合わせることで、偽造品を効率的に取り締まることができるため、シリアルコードを発行した商品に対してはセルフサービスの偽造品削除ツールを利用する必要すらないと思われるブランドオーナー様もいらっしゃいます。

すでに日本でProject Zeroの試験運用を開始されているブランドオーナーの企業様からは以下のようなお声をいただいています。

「偽造品を撲滅しようとするAmazonの取り組みは、弊社の方針と一致しており、私たちブランドオーナーを支援するためにAmazonがより多くのツールをご提供くださっていることに感謝しております。Project Zeroのセルフサービスの偽造品削除ツールは、使いやすく、また迅速な効果が期待できるので、大変満足しています。Project Zeroを活用するために、今後、他の商標権もブランド登録することを検討しています。」(パナソニック様)

「Project Zeroにより、正規のメーカーとして製造および販売に注力でき、非常に安心して活動できると感じています。Project Zeroは、Amazonが日本で偽造品に対して対策を講じていることを示しています。」(アイリスオーヤマ様)

Project Zeroは、導入されたブランドオーナーの皆様から好意的な評価をいただいており、成果も上がっています。今後も、Amazonのテクノロジーの向上とProject Zeroをご利用いただけるエリアの拡大、そして多くのブランドオーナーの皆様のご協力により、偽造品撲滅に向けて取り組んでまいります。

Project Zeroは現在、招待制となっておりますが、Amazonでは今後より多くのブランドにご登録いただけるよう取り組んでまいります。Project Zeroの詳細については、こちらをご覧ください。