開発を進めるために、ギャップを埋める橋を架けることが必要だと考えました
アマゾンジャパン社員 ペギー・チャン

Amazonでマネージャーとして働いているペギー・チャン。彼女が日本で働き始めて2年が過ぎた。もうすぐ迎える桜の季節が待ち遠しいと微笑む。

香港出身の彼女がキャリアをスタートさせたのは、アメリカだった。2006年に大学を卒業後そのままAmazon.comでエンジニアとして働き始め、シアトルの本社でいくつかの重要な開発に携わり、9年間エンジニアとしての経験を積んだ。そしてその経験が彼女に気付かせたのは、新たな環境へ挑戦することだった。

「Amazonはすでに日本やヨーロッパなど様々な地域で展開していましたが、システム開発は主にアメリカで行われています。あるとき私は、各国によって文化も習慣も異なるのに、エンジニアたちはアメリカ以外の地域のお客様についてよく知らないことに気付いたのです。それではAmazonが目指す『最高のお買い物体験』をお客様にご提供するシステムを作れるわけがありません。そこで、私は上司に相談し、日本で働きたいと希望しました」

その要望は受け入れられ、彼女の日本赴任が決まった。そして彼女は、商品を販売している事業部とアマエリカの開発部門のエンジニアとのコミュニケーションをスムーズにする取り組みを開始し、日本のお客様にとって何が必要なのかを探っていった。

「ビジネスを動かす事業部と開発を担当するエンジニアでは、用いる単語も考え方も異なるので、そのギャップを埋める橋を架けることが必要だと考えました。そして、個々の開発が持つ潜在的な価値をリーダーたちに理解してもらうことで開発を進めやすくしました」

チームと共に取り組んだそうした取り組みが成果をあげ、開発のスピードは加速した。

「自分が開発段階から関わったシステムによって、お客様に喜んでいただけることが がとてもうれしいですね。自分自身もさまざまな経験を積むことで成長できていると感じます」

現在も彼女は、日本のお客様に楽しく便利にお買い物をしていただけるよう、さまざまな取り組みにかかわっている。それと共に、部門を横断して交流や連携を深めるために設立されたエンジニアのためのワーキンググループ「アマゾンジャパン ディベロップメントセンター」にも参加し、一緒に働くエンジニアの交流を深める活動も行っている。

プライベートでは、日本各地を旅したり、春には花見を、夏には浴衣を着て花火を見物するなど、日本ならではの生活を楽しんでいるチャン。

「子どもの頃から日本の音楽や製品に囲まれて育ったので、日本の文化に興味があります。日本のレストランはどこもおいしいし、日本で退屈する暇はありません」と目を輝かせる。日本語も少しずつだが勉強し、これからはもっと日本の地方の良さを見つけてみたいという。

「Amazonで10年以上働いていますが、日本で働くことで、まったく新しい新鮮な視野を持つことができました。お客様も、ビジネスも常にさまざまな変化が起きているので、その変化をとらえながら、自分自身も変えていきたい、新たな挑戦を続けていきたいと思っています」