「つらい環境にいた保護犬だからこそ、いっぱい愛されて、大事にされる子になってほしい。『うちの施設の犬は世界一幸せ!』と自信を持って送り出しています」
NPO法人 Wonderful Dogs代表 岩渕友紀さん

2019年6月、Amazonは 「動物保護施設 支援プログラム」を開始しました。支援対象の動物保護施設によって作成された「ほしい物リスト」から商品をご購入いただくことで、それらが支援物資として各施設で生活する犬や猫に届けられる、という仕組みです。

本プログラムの支援対象のひとつ、NPO法 人「Wonderful Dogs」は、埼玉県さいたま市にある動物保護団体です。捨てられたり保健所に預けられたりした犬たちを保護して、里親を探すための活動をしています。

「年間でおよそ100頭の犬をレスキューしています。保健所で保護されている犬たちだけでなく、ブリーダー崩壊や個人宅での多頭飼いによる飼育放棄など、保護する犬たちの状況はさまざまです」と話すのは、Wonderful Dogsの代表、岩渕友紀さんです。

Amazonから広がる「動物保護」の輪
シェルターの様子。開放的なスペースで犬たちが自由に遊びまわっている

同団体の「シェルター」では、常時30頭から40頭の犬たちが生活しています。人を見るとうれしそうに尻尾を振って、一斉に駆け寄ってきてくれます。

「施設では犬のお世話をするスタッフがいつも近くにいて、一緒に遊んだり、トイレトレーニングをしたりして環境に慣らしています。また状況によって、ボランティアのご家庭に預けて集中的に面倒を見ていただくこともあります。だからどの犬も人が大好きです」(岩渕さん)

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Wonderful Dogs代表 岩渕友紀さん

「保護犬は『臭い、汚い』といった悪いイメージを持たれがち。たしかにレスキューの直後は怯えてボロボロになった子もいますが、それは決して犬が悪いのではありません。このイメージを覆すために、私たちは一般家庭以上の手間と愛情を、この子たちにかけてあげることを目標としています」と岩渕さんは言います。

保護された犬たちはまず動物病院で検査を受けて、病気や怪我があれば治療します。健康な犬であっても、避妊や去勢の手術、ワクチン投与、マイクロチップ装着など必要な処置を施します。費用は1頭につき最低10万円ほどかかり、治療が入ると数十万円を超えることも。それらはすべて保護施設が負担するのだそうです。

「保護施設はボランティアや支援者の方々のご協力によってどうにか成り立っています。運営を維持するために、保健所から連絡が来てもキャパシティ的に『今は無理です』とレスキューを断らなければならないこともあります。助けを待つ犬たちの行列ができているような状況です」(岩渕さん)

「保護動物に対する世間の認知度はまだ低く、支援をしてくださるのは決まった方々が大半です。一人ひとりの負担が大きく、私たち施設としても本当に申し訳ない気持ちでした。

今回のプログラムが始まって大きく変わったのは、今までまったく施設に関わりのなかった方々からも支援物資をいただけるようになったことです。支援の輪が確実に広がっているのを感じます。多くの方から少しずつご支援をいただければ、その分たくさんの犬たちを助けることができます」(岩渕さん)

千葉県でトリミングサロン「Smile Dog」を経営するご夫婦は、里親としてWonderful Dogsから保護犬を引き取りました。

「3頭目の保護犬となる『わぶちゃん』が我が家に来たのは3カ月前。この子がレスキューされた時から、施設のブログでずっと様子を見守っていました。シェルターで暮らすうちに、わぶちゃんの表情がみるみる明るくなっていくのがわかりました。

この子を家族に迎えることを決めた理由の1つに、『クッシング症候群』というホルモン異常の病気を持っていたことがあります。以前同じ病気の子がうちにいたので、経験が役立つと思いました。今は症状も良くなってきて、トリミングサロンの看板犬として、先住犬たちと元気いっぱいに遊んでいます。施設で取り戻してもらったわぶちゃんの笑顔を、これからも守っていきたいと思います」(里親さん)

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Wonderful Dogsの施設内には、里親となった方たちから届いた手紙や写真が飾られている

「動物保護施設 支援プログラム」では、新しい飼い主(里親)を待つ犬猫を保護する「動物保護施設」を、Amazonを通してサポートしていただくことができます。詳しくはこちらをご覧ください。