子どもたちの笑顔が一番ですね。商品数を充実できたことで実店舗にも相乗効果が生まれていると感じます
株式会社太陽コーポレーション代表取締役 臼田陽平さん

「僕が小学生の頃の商店街は、毎日のようにお客さんがたくさん来て、とてもにぎやかだったんです」と懐かしそうに語る臼田陽平さん。

彼は岡山県の小さな町にある玩具店の3代目。人と接することが好きな彼は、子どもの頃から、いつかは店を継ぎたいとぼんやりと考えていた。しかし1990年代から岡山市周辺に大規模店がオープンすると、父が営む店はその影響を受け、客足は次第に減少していった。

一旦は東京で就職をした陽平さんだったが、県内のおもちゃ屋さんが次々と廃業していく状況を見かねて、勤めを辞めて2011年に帰郷した。

「店を手伝い始めた当時はうちも全然売れていなくて、不安だし、何のために店を開けているだろうと考えたこともありました。でも、子どもたちのなかには、自転車で1時間もかけて買いに来てくれる子もいて、そういう子どもたちのためにも店を残したいと考えるようになったんです」

状況を打開しようと陽平さんが取り組んだのは、インターネット販売だった。費用をかけずに始められるからとAmazonでも販売を始め、まずは問屋にあった商品のほぼすべてをAmazonに登録してみた。

すると、人気の商品を始めとして、10年以上前に販売されたシャボン玉遊びのセットや、おままごとのセットまでもが次々と売れていき、あまりの売れ行きの良さに、陽平さん自身も驚いたという。

「『ずっと探していました。ありがとう』とカスタマーレビューに書いてくださった方もいて、うれしかったですね。狭い町では商品を見てくれる人はわずかですけど、全国にはこれほど多くのお客様がいるのだとわかり、一層Amazonでの販売に力を入れるようになりました」

その後も売上は伸び、県外の問屋からも集めなくては商品が足らないほどにまで、需要が増えていった。

次第に増えていく仕入れ額に、陽平さんは不安を感じることもあったが、そんな時に支えてくれたのが、父親の宗一さんだった。発注前には一緒に何度も確認し、「大丈夫だ。やってみろ」と言ってくれたおかげで、大きな挑戦にも立ち向かうことができた。そして2014年、陽平さんが社長を引き継いだ。

宗一さんは陽平さんについて、「頑張っていると思います。まだまだの部分もありますが、そこはこれから勉強していけばいい」と語る。その笑顔には、陽平さんの成長を心から喜んでいる様子がうかがえる。

店舗を新築した際には、子どもたちが遊べるスペースを設けるなど、子どもたちが立ち寄りやすい店づくりを心掛けた。店内でカードゲームの大会を行う週末には、多くの子どもたちが集まりにぎわう。

「子どもたちの笑顔が一番ですね。小学校だった子どもたちが高校生になっても来てくれたりします。今では全体の売上の約8割以上がAmazonになりましたが、商品数を充実できたことで実店舗のお客様も増え、相乗効果が生まれていると感じます」

陽平さんが、知り合いの金属加工メーカーと共同開発したゼロ戦の金属製モデルも好評で、今後は、商品開発にも力を注いでいきたいという。

「地元でおもちゃ店を続けながら、メーカーとして商品を開発していければと思っています。大人もわくわくするような面白いおもちゃをつくりたいですね」

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